2017年11月21日火曜日

8:ハコのルーツはヒ・ミ・ツ【からくり箱】

箱根に初めて行きました。
お目当の一つが寄木細工とこの秘密箱を展示販売体験している「関所からくり美術館」


秘密箱と呼ばれる様々な仕掛けが組み込まれた箱たち。
思いがけない「鍵」によって、開けられない箱が見事に開く悦びは、
パズルの楽しみそのものでしょう。
伝統的な寄木模様を施された「秘密箱」から現代のからくり創作研究会メンバーの生み出す新作の「からくり箱」まで、創意工夫が凝らされた、ウィットあふれる解法がとっても面白かったのです。
小品ながら引っかかりなくす〜っとパーツとパーツが組み合ってゆく、
指物の持つ魅力も指で体感して堪能できます。

実用的な用途(盗難防止)追求が
ここまであそび的(開ける過程を楽しむ)に発展した例も珍しいのでは。

説明では江戸時代から箱根湯治客相手の手軽なお土産品として、もともとあった指物の技術(と端材)が活用された、とありましたが、それならかつて林業が盛んだった全国各地にも似た系譜が残っていてもいいわけで。。。
なぜ箱根にだけ技術が文化として残っているのか、残せたのか、そこが不思議。

ハコのルーツに思いを馳せた一日でした、箱根だけに。


からくり創作研究会

■■■ Maple’s Toy Box■■■

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