2017年12月26日火曜日

29:インドネシアの竹の音色【アンクルン】

アンクルンというのはインドネシア、中でも特に西ジャワ地方の伝統的な楽器
中をえぐってオクターブに調律した2本の竹筒と、それをつなぐ竹枠が一つのアンクルン
それを左手で上部を持ち、右手で下部を持ってそのまま揺らせば、
竹の筒と筒がぶつかって、柔らかい音が鳴るという仕組み。
写真のアンクルンは音程の違うものを並べた集合体となります

打楽器の一種アンクルンは、基本的に一音しか出ないものの、
その音程は竹の長さ・太さによって違うので、
ハンドベルのように何人かで分担することで音階を作れます。
かんたんで多人数の合奏の目的にかなっているので。
幼稚園での演奏や音楽療法としてリハビリでも用いられているところもあるそうな。

2010年にユネスコの無形文化遺産に登録されのだとか
その素朴で心安らぐ音色も好きですが、
ある意味メカニカルとも言える複雑さを持つ造形的な魅力も感じられます

■■■ Maple’s Toy Box■■■オフハウス2000円

0 件のコメント:

コメントを投稿